英語の専門用語は、電磁波を区分する様態の名称を、波長の長いほうから、“ray”-“radiation”-“wave”としています。日本語では、“線”-“放射”-“波”や“X rays(X線)”-“ultraviolet radiation(紫外放射)”-“micro wave(マイクロ波)”などです。 以前は英語でも“光放射”の波長域(1nm~1mm)の電磁波に対しても“ray”を使っていましたが、“ray”は光放射の波長域の電磁波の実態を表す用語としては適切ではないという理由によって、この波長域に対しては“radiation”が使われるようになり、“ultraviolet rays”が“ultraviolet radiation”に変更されることになりました。このことに対応して日本語の専門用語も“紫外放射”に改訂されたのです。 英語については、専門用語だけでなく日常用語のほうも“ultraviolet radiation”が定着し、“ultraviolet rays”は英文の一般雑誌や新聞などでも使われていなくなっていますが、日本語の方は、日常用語としては“紫外線”がすっかり定着しています。一般の雑誌や新聞ではほとんどの場合“紫外線”が使われていますし、専門家を対象にした業界紙や業界雑誌までもが、用語変化の経過を理解されないまま“紫外線”を使っていることが多いのが現状です。
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