作物の光合成には紫外線(UV)はむしろ有害であることから、UVCフィルムが開発され、ハウス栽培に用いられていますが、そのハウス内では野菜のウドン粉病や灰色かび病の胞子形成が抑えられ、病害を防除できます。また、害虫ではピーマン、キュウリ、トマトなどのハウス栽培でアブラムシ、アザミウマ、オンシツコナジラミなど、また最近ではハウス栽培のエンドウでナモグリバエ(菜潜蠅)の生息密度が低下し、昆虫媒介のウイルス病の発生を抑えることが知られ、イスラエルからもタバココナジラミやハナアザミウマで同様の結果が報告されています。これはUVのない環境下でこれらの害虫の行動が抑制・撹乱されるためと考えられます。イチゴの受粉にミツバチがハウス内に導入されていますが、UVCフィルム使用のハウス内では、うまく飛行することができません。しかし、近年1991年末よりヨーロッパから導入されているセイヨウマルハナバチは影響を受けずに受粉活動をするといいます。
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