眼に入ってくる紫外線(UV)には太陽放射のものと人工放射のものとの2種類が考えられます。日常生活では太陽放射由来のUV-AやUV-Bの強さおよび眼の被爆量は地域、気象条件、時間、行動形態によって顕著に変化するので、天空からのUV放射量のみでは眼部への影響は判断しにくいです。また、各自の生活環境において太陽放射以外に白熱電球、殺菌ランプ、水銀ランプ、キセノンランプ、電気溶接の光などの人工放射由来のUVの眼部に影響を及ぼすので人工光放射との遭遇頻度が大きな要因となります。 眼部に照射された紫外線(UV)の大部分は角膜で吸収されますが、波長によって角膜の上皮層および実質層さらには水晶体に達する割合が異なります。特に、320~360nmのUVの1~2%が網膜に達するといわれますが、この通過過程において、UV-Bは水晶体で吸収されるので、硝子体そのものはあまり影響は受けません。水晶体の光透過性は年齢によって異なることが報告されています。
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