大量のUV-Bを皮膚が受けると皮膚から多くの可溶性物質が生成・分泌されます。可溶性物質にはIL-1,IL-10,c-UCA,TNF-α,PGE2などが考えられていますが、これらの物質はまとめてサイトカインと呼ばれています。サイトカインはT細胞、マクロファージ、腺維芽細胞、上皮性細胞などから分泌されます。特に、表皮の角化細胞はUVの透過を直接受け、結果的には十数種のサイトカインを産生するので、免疫学的に重要です。UV照射された角化細胞はIL-1を自ら利用できるようになり、IL-6やIL-8などほかのサイトカイン産生を促進します。さらに、角化細胞のIL-1の産生はグルココルチコイドやプロスタグランジンE2の促成作用を受けます。最近、UV-Aによって培養ヒト角化細胞のIL-10のmRNA発現とIL-10蛋白質合成が促進されることが明らかになり、アトピー性皮膚炎の治療との関係が検討されています。
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