185nm、254nmなどのライン放射測定には、これらの波長を対象にした放射照度計を用いるのが便利なため、市販品もかなりでています。ラインスペクトルに対する分光的な応答をもつ受光器は干渉フィルタなどを用いて比較的容易に製作できますが、斜方向からの入射を検知する入射角特性がよくないものがあるので注意してください。UV領域での工業応用などでは、照射する対象物を直近に置くことが多く、数cm以下の距離で使用することもあります。この場合には入射角が80度以上になることもあるので、この状態で測定するためには、放射照度計の入射角特性が80度位まで余弦特性を満足していないと誤差が生じてきます。紫外線(UV)用の放射照度計の入射角特性の例をみてみると、余弦特性は10~15度程度までしか満足できないものもあります。このようなもので入射角が27度、45度、56度(管長の1、1/2、1/3倍の距離の入射角)まで広がっていいる放射を測定したときの測定誤差はそれぞれ-24%、-50%、-56%であって、極めて大きくなることがわかります。余弦特性を広い入射角の範囲で満足させるためには、可視域の照射計のようにドーム状のグローブを用いて、それにバッフル板などを組み合わせるのが有効です。ただし、このようにすると、受光部がかなり厚みのあるものになって、放射源の直近の距離に対象物を置くような狭いスペースでは、使用できなくなります。そのため、受光部自体ができるだけ薄い(例えば10mm)ことが望まれます。また、このような使用条件では受光面の温度上昇が大きくなるので、それに対する対策も必要になります。
Copyright(C) 2006-2007 UVカット紫外線ケア対策 Allrights reserved.