紫外線(UV)の人の健康への中で最も重要視されているのが、皮膚癌の増加です。皮膚癌にはさまざまな種類があって、最も普通にみられるのは基底細胞癌、角化細胞癌、悪性黒色腫です。紫外線(UV)との関係が明らかなのは基底細胞癌と角化細胞癌です。紫外線(UV)の影響は蓄積的な作用で、照射された総量に依存するので皮膚癌は高齢化に伴う積算照射量の増加に伴って増加すると考えられています。作用スペクトルの研究などから、UV-Bによる皮膚癌の増加は、主に遺伝子の損傷によるものと考えられ、オゾンの1%減少により基底細胞癌と角化細胞癌の合計が3%増加すると試算されています。また、UV-Aにも皮膚癌を増加する作用がありますが、UV-Aにより誘発される皮膚癌は、DNA損傷よりも体内の活性化酸素の消去に関係している酵素などの阻害によって引き起こされるものと考えられています。
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